足枷と防波堤の話。

樹木希林さんが、内田裕也さんと離婚しないのは「私の足枷だから」と話していた。
凄く良い言葉だと思った。樹木希林さんは旦那さんの内田裕也さんというハチャメチャな人間の足枷があるから、その人より変なことはできないしその人を支える責任感があると。

私も、親という足枷がなければどうなっていただろうと思う。
怖がりの癖に走り出したら止まらなくて楽しいことが大好きな私は、たぶん今より夜ふかしするし、放浪の旅に出ている可能性もある。日本にいない可能性も高い。

それをしないで平凡でいれる私は、幸せだし安心だと思う。一日中遊んだら親の落ち込み具合に反省をすることができる。
親に縛られることが悪いことだと思う人がいるかもしれない。縛られるていのでなく、防波堤になってくれているのかもしれない、その人がいれば酷いムチャは控えるようになる。

つまらない人生かと思いきや、限られた時間を教えてもらうことで有益な時間を本当に大事なことにだけ大事にできるようになった。だから大変な期間も後から貴重だと思えた。
私も一番大切な人を一番大切にできる人生にしたい。

ずっと会えていない友人に贈る。
元気になったら会おうね。